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ブログ再開
3年の休止を経て、ブログを何気なく再開してみます。この間、色々ありました。昔の記事を読んでいたら、眠らせるにはもったいないと思い。

まずは、ヨーロッパでグループリーダー/准教授のポジションを得たことです。来年1月からスタートします。デンマークです。タイトルも変えないといけませんね。

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一年半ぶりのログイン
気がつけば一年半ぶりのブログ更新になってしまいました。この間いろいろありましたが、なんとか元気でやっています。

スイスでポスドクを始めてから3年と8ヶ月が既に経過しています。

ついにジョブハンティングを始めることになりました。アメリカかヨーロッパでグループリーダーのポジションを狙います。とはいってもボスが推薦してくれたアメリカのとあるポジションにとりあえず応募してみるだけで、一般公募に応募するのは次の論文が出てからにする予定です。インターナショナルな環境で働くのが好きだということと、大ボスの下ではたらくのはまっぴらだということで、日本で職を探す気は微塵もありません。

論文作成の状況ですが、データがあとひとつ出れば即投稿、というようなところですが、その”ひとつ”のでーたがなかなか難しい。まあいろいろと対策を立てているので、解決は時間の問題でしょうな。
大震災
このたびの東北地方太平洋沖地震により被災された皆さまに、謹んでお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

Basler
華麗なる一階常微分方程式
さいきん勉強してできるようになったことは、ホールセル記録における電極から神経細胞の膜へと至る等価回路から、電流と電圧とキャパシタンスの関係式をキルヒホッフの法則を利用して導くこと、そして膜電位固定法においてボルテージステップに対する膜の電流応答から、シリーズレジスタンス、膜レジスタンス、膜キャパシタンス、を求めることです。一階常微分方程式を解くことはあまり難しくなかったです。微分方程式の勉強に役立った本は

やさしく学べる微分方程式、石村園子著、共立出版 (ここ10年数学から離れていた私にはわかりやすくて良かった)

うちのボスが”これからの時代、定量的な考え方ができる研究者だけが生き残り、あとの者は消える”と言っていたので、しばらく数学の勉強を続けたいと思います。駒場の時に微分方程式を習ったかどうかも忘れてしまった体たらくですが..。やっとここにきて、学生時代に数学を勉強したことが自分の仕事に役にたったなという実感が得られるようになりました。分子生物学者や生化学者は一生、微積分を勉強した甲斐を見いだせないまま老いていくのかもしれません。将来教壇に立ったときには、何食わぬ顔で微分方程式とかを教えるのかな。。”これくらい学生のうちに身につけておけよ”みたいな。

5月にフロリダであるARVOという学会(眼、網膜の学会)で、トークすることになりました。じつはこれが海外で開催される国際学会での初トークになります(国内で開かれた学会で英語でトークしたことはありますが、、、)。うちのボスは米国神経科学会という巨大学会に行くのを嫌っているし、ラボのメンバー誰も行かないので、わたしもそこに発表しに行くかは微妙です。あと今年は9月横浜の神経科学会、9月アムステルダムのEuropean Retina Meeting、それから小さいけれどもレベルの高いいくつかのミーティング、みたいなのに参加する予定です。勉強しに行くというよりは、顔を覚えてもらいに行く、知り合いを作る、みたいなのを目的にしています。

徒然なる2月の半ばに
来週、FMIの新しいグループリーダーを決めるための審査を兼ねたシンポジウムがあるようです。最終審査まで勝ち残った8人の候補者ポスドクが、最終舞台で火花を散らします(日本人女性もいるようです..)。ざっと全員の業績をパブメドで調べてみると、CNS一報プラスCN姉妹誌一報、プラス細かいのがいくつか、というのが平均的でした。CNSでどかんと”できる”ところを見せ、さらなる姉妹誌で”一発屋ではないこと”を示す、というのが黄金パターンのようです。理研の新チームリーダーの業績も似たようなものでしょうか。

さいきん、とあるスイスのグラントに応募しました。人(テクニシャンあるいは秘書あるいは学生あるいはポスドクを一人)を雇えるグラントなので、これが取れれば”欧州の半独立研究者”に晴れてなることができます。もらえるお金は、日本の”さきがけ”の倍くらいです。書類選考に通れば面接が6月、最終結果は9月に出ます。応募書類は完全に一人で書いてだしました。研究計画が英語で11ページ+色々。ボスに原稿を見てもらおうと思って渡しましたが、”Baslerの書き英語はエクレセントだから大丈夫だ”と言って、結局読んでもらえませんでした。

うちのボスが毎週”differential equation”の授業をラボメンバーに始めました。日本語でいうと”微分方程式”です。電気生理のデータを解析するのに役立つらしいです。微分積分の基礎も忘れてしまったので、あわてて微分方程式の教科書をアマゾンで6冊購入しました。でも実験が忙しくてなかなか勉強する時間がありません。